ITパスポート試験

基盤

情報処理の基本的資格となっている国家資格「ITパスポート試験」

情報処置についてはこれから先、さらに資格などが多くなる事が考えられますが、ITパスポート試験は、情報処理の促進に関する法律に基づき実施されている国家試験です。
すでに廃止されている初級シスアドという試験の光景試験と呼ばれています。

現代社会の中でITに全く関わりなく仕事をするという事はなかなかないと思います。
僕などはWebデザイナーという職業なので余計にこうした資格について敏感なのですが、これから情報処理系の仕事をするという時、この資格は取得しておくべき資格といえるかもしれません。

企業や法務、経営戦略等のストラテジ系、開発技術やサービスマネジメントのマネジメント系、基礎理論、コンピュータシステム等のテクノロジ系の試験があります。
情報機器を職業人として扱うためシステムを把握しているかどうか、また把握するためのコンピュータシステム、ネットワークに関して知識をしっかり持っているか判定します。

このITパスポート試験は情報処理系の資格としてはレベル1に当たり、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などレベル2、レベル3などたくさんの試験の入り口にあたると考えていいでしょう。

ITパスポート試験の試験方式

マークシートの四者択一試験の筆記試験が100問、165分の支間時間で1問10点の配転、合計1000点満点の採点です。
合格基準はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の出題3分野について、それぞれ得点が30%以上あり、3分野の合計得点が60%以上ある事で合格となります。

ストラテジ系が35問、マネジメント系が25問、テクノロジ系が40問出題されます。
ITパスポート試験は国家試験として初めて合格証書に対して総合得点や分野別得点が記されています。
つまり合格証書の得点でどの分野に強いのか得点数でわかる仕組みともいえます。

試験は随時行われており、全国の試験会場においてCBT方式で行われています。
インターネットによる申し込みのみで、身体に不自由がある方、CBT方式で受験出来ない人については、年2回、例年4月と10月にペーパー方式により試験が実施されています。

試験会場や試験費用についてはITパスポート試験のホームページで確認してください。
気になる難易度ですがC、やや易しいとなっています。
合格率については50%弱くらいなので、しっかりと勉強を行って基礎知識を養っておくこと、また実践で利用できる力を付けておくことで合格できない資格ではありません。

情報処理はこの先、就職等でさらに多くなっていく分野だと思いますので、資格を取得できるチャンス、時間がある方は取れるうちに取得しておく方がいいです。
働き始めると毎日の仕事に追われてチャレンジしたい資格などもなかなか取得しにくくなります。