僕がWEBデザイナーになるまでの道のり

具体的な夢なんて持てなかった

ちょっと経歴を紹介しておきます。
といっても決して人様に自慢できるような経歴じゃないですけど。

留年決定は大学2年生に上がる時、うえーい、まじ留年ですか!僕、さぼり過ぎですと非常に軽いノリで留年を受け止めました。
パチスロ大好き、飲み会も好き、バイトも結構やってて夜遅くまで遊び仲間と徹夜で麻雀していたりして、たとえ一流大学じゃなくてもこういう生活していれば、当然上の学年に上がれないですよ。

結局留年から退学し、退学した時点で自分の立っているところが非常に危うく不安になり(やっと)、退学しているというハンディも全くマイナスと思わず(どこまでポジティブ……いやおつむが軽いんだ!)就活しました。
元々パソコンをいじるのが好きだったのでやっぱりIT系がカッコいいでしょ的な気持ちで就活するも書類審査で落ちる事を繰り返し、正社員は無理だと判断、やっとのことでIT系のアルバイト先を見つけました。

WEBデザイナーになりたいと思うまで

アルバイト先で思ったことは「ええ?こんなに残業多いの?女子いないの?」という事です。
朝は10時までに会社に入ればいいんだけど、正社員の方々はとにかく夜が本番という感じで夜中まで仕事している、でも話を聞くと、明らかに残業代とかカットされている、激務、雇用方針がなってない、つまりグレー企業だったんです。

でも他の職種と比較するとアルバイト代は高いのですよ。
ある程度、専門的な知識を持っていないと(もともと好きだったので結構深い知識があったのかも)出来ないことも多く、だららこそ時給はいい、という事で辞めないでいたのですが、正社員にならない?といわれ、いやいや、ここにいる人たちのように夜中ゾンビのような形相でパンかじりつつインスタントラーメン食いながら毎日仕事するって無理っす……ということで社員登用の話はお断りしました。

しかしここで働く人たちを見て、自分ももっときっちり専門知識を養っていかないと半端な仕事以外ないんだ、という事を理解して、この企業で興味をもったWEBデザインの仕事をしてみたいと本気で考えるようになったのです。やっとですけどね!
そして自分が将来なりたいと思う職業「WEBデザイナー」に向けて勉強を始めました。

とにかくデザインに関する授業が本当に楽しくて、今までの自分だとは思えないくらい興味が持てて、ここで学んだデザイナーとしてのマインドは今の仕事でも活きていると思っています。

アルバイト先の倒産でいよいよ本気になる

同級生が家庭を持った(はやっ!)という現実を突き付けられつつ、自分にも大きな転機がやってきます。
グレー企業だったアルバイト先がいよいよ倒産、だよね……と妙に納得の倒産だったけど、これが僕の本当の転機になりました。

腰掛ではなく本当にWEBデザイナーになるために出来ることをしようと思うようになったんです。
何かにつけ面倒くさがりだったし、将来と稼働にでもなるでしょ?と思っていた僕にとっては、一大決心です。

WEBデザイナーになるためには関連した企業に行かなくてはと就活を繰り返し、やっと拾ってもらったWEB制作会社でアルバイト決定、働きが認められたのか、そこの企業の常識だったのか、半年ほどで正社員となりました。
しかし翌年、思う事ありせっかく正社員にしてくれた企業を退職、現在に至ります。

なぜWEBデザイナーになろうと思ったのか

横文字の職業に憧れていたという非常に軽薄な理由があったにしろ、IT系でもプログラマーではなく、WEBデザインを選択したのはやっぱり芸術肌の性格だったのかなと思います。
本当に自分はどうなりたいんだ?どんな自分が理想なんだ?と初めて自分と向き合った時、自分の事がよく見えてきました。

小さい時には絵をかいたり、色を塗ったりすることが好きで、何かを作るという事も好きでした。
僕らの時代は幼いころから携帯ゲーム機があったし、親もプレステなどを楽しんでいたので、自然とゲームをやるようになったし、他の子よりも新しいゲームソフトとか新しいゲーム機とか欲しがる方でした。

決行目立ちたがり屋、少々プライドも高い、という事があり、カタカナ職業、横文字職業に憧れる自分がいて、漠然とIT系企業にでも就職できればいいやと考えていました。
パソコンは親が好きで中学になってすぐ、専用パソコンを買ってもらえたというとても恵まれた環境にあったので、WEBデザイナーという選択肢がふと出てきたのだと感じます。

決心してからはしつこいくらいにWEBデザインへの探求を行っていたし、壁に当れば絶対に「破壊してでも前に進む」というくらいの強い気持ちで頑張っていられたのです。
ここでももし、何とかなるでしょ的な気持ちでいたら今の僕はありません。
愚図男だったけど頑張る時頑張らないと先が見えてこないという気持ちを持てないとWEBデザイナーなんて絶対になれないと覚悟を決めたのでした。