サイトを作成する上で必要な色の効果について勉強する

センスが光るメインカラーの重要性

サイトを見て「わ、これって他にないカラーのサイトだな」と感じたり、「いい雰囲気のサイトだな」と感じる事がありますが、この印象強いサイトを作る基礎となっているのが、メインカラーです。
サイトの構成上、中心、主軸となるメインカラーを決定し、クライアントのイメージに沿ったサイト構成を考えていくとまとまりがありなおかつ色でもクライアントを意識させるサイトが構成できます。

なぜカラーでクライアントを意識することができるのかというと、例えば赤、オレンジというと暖かいという感覚がありますし、青、水色というと冷たい、クールな感覚を覚えます。
みどりというと植物や森などをイメージするでしょう。
人は色で様々な事をイメージできるのです。

影響はこうした感覚だけにとどまらず、ブルー系が基調となった部屋にいると心が落ち着き、オレンジや赤い系統が強い部屋にいると、ポジティブ、悪い意味で攻撃的になるといわれています。
つまり、色が与える影響というのは人にとって脳を刺激できるほど、強い物なのです。
サイトのメインカラーを何にするのか、これは見る側にどのようなインパクトを与えることができるのか、それを決定づけるものとなります。

色の基礎とイメージを理解しよう

僕がこういう事をレクチャーするのもなんですが、一応WEBデザイナーとして働いていたという事、またある程度の教育を受けていることでみなさんにちょっとは説明できると思うので、ここで色の基本や色が人に与えるイメージを伝えます。
色は寒色、中性色、さらに暖色に分けることができます。
先ほども例えをあげましたが、青、水色などの色は寒さ、冷たさを視覚的に刺激する色です。

青は神経を落ち着かせるという働きがあり副交感神経、気持ちを静めている時に働く神経に作用します。
レストランなどでは基本的に寒色系は利用しないところが多いです。
やはり暖かいイメージがある方が食事っておいしく感じるものです。

中性色は暖かい色と冷たい色、寒色と暖色の中間にある色です。
ぼやっとしていてはっきりしない色というイメージがあり、見る人によって暖かさを感じたり、冷たさを感じたりします。
その時の心情にイメージが左右される色といってもいいでしょう。

暖色は暖かい、柔らかい、優しいといったイメージの色です。
暖色でもはっきりした赤やオレンジなどは感情を高める色となり、自律神経にも作用するといわれている色です。
とげぬき地蔵で知られる巣鴨商店街では赤パンツで有名なお店がありますが、女性のホルモン分泌にもいいとされ、更年期障害に悩む年齢の方々もよく訪れるといいますし、ある有名なタレントさんはエネルギーを高める赤パンツを常用しており、必ずこの巣鴨商店街で赤パンツを購入されているとして有名です。

サイトに与えるカラーのイメージ

清潔感というと赤よりも青です。
落ち着いている、静寂というのも青のイメージです。
こういう事を考えると、例えば大人の男性向けのケア化粧品などには、青がメインカラーとなるサイトがしっくりくるといえます。

赤が与えるイメージはエネルギー、興奮、情熱を感じる、また勝つというイメージもあります。
応援メッセージを寄せるサイトなどにはメインカラーではなくとも赤がサイト内に入っていますし、危険性を知らせる内容のサイトにも、赤が利用されています。

黄色やオレンジは親しみやぬくもり、癒し、それに家庭を連想させる色です。
動物のサイトにもよく利用されていますし、家庭向け商品にも黄色やオレンジが利用されています。
どんなことがテーマになっているのか、何を伝えたいのかという事に沿って、カラーの特徴を意識したメインカラーを決めていくと、サイトイメージがつかみやすく利用者が訪れやすいデザインとなるのです。